子どもが将棋を楽しむために
2018年01月15日
将棋盤と駒
子どもが将棋を楽しむのに一番必要なのは「自分と近い棋力の対戦相手」です。
長岡京で団体形式の将棋大会を開催している一番の目的は、自分と近い棋力の子どもと多く対戦する機会を作るためなのです。「次はあの子に勝ちたい」と思って欲しいのです。
お子さんが将棋を始めたばかりなら、将棋をやったことのないお母さんも、こどもにとっては最高の対戦相手です。駒の動かし方を親子で確認しながら、お子さんと勝負してあげて下さい。
近所や親戚に将棋ができる人がいれば、お子さんを送り込み将棋の相手をしてもらうのも一つの手です。おじいちゃんが孫に将棋を教えてくれるかもしれません。
将棋盤と駒を選ぶ際は、高級なものでなくていいですが、「ある程度大きいもの」を選んで下さい。マグネット方式の小さな盤は、持ち歩きには便利ですが、指していて気持ちよいものではなく、家で使うにはお奨めできません。
可能なら、パシィという音で指せる木製の盤、木製駒が指していて本当に楽しいです。
大人と同じ大きさの、なんだか難しい字が書いてある駒を、大人と同じように扱って、時には大人と対等に戦う、これが子どもにとっての将棋の一つの魅力だと思います。少なくとも私が子どものときはそうでした。
という理由で、動物将棋や9マス将棋は、81マスの本将棋の導入として普及しつつありますが、イマイチ男の子の心をくすぐらないのでは、と思っています。